DEVGRU NOVESKE N4 、 5.56mm と AAC サプレッサーの採用を確認

DEVGRU NOVESKE N4 、 5.56mm と AAC サプレッサーの採用を確認
DEVGRU NOVESKE N4 、 5.56mm と AAC サプレッサーの採用を確認
 

DEVGRU が採用するもう一つの NOVESKE DGN4 が判明

アメリカ軍で最も機密性の高い作戦を遂行する特殊部隊 Tear1 の一つ、海軍特殊部隊 NAVY SEALs Team Six DEVGRU 。その隊員が携行していることが近年確認されているアサルトライフル「 NOVESKE N4 」は、最近まで DeadAir SANDMAN-S サプレッサーを装着しているミリフォトが確認されています。

このサプレッサーのチョイスは .300BLK サブソニック弾との併用を前提とした選択であり、この仕様が N4 のメインと思われてきましたが、それ以外にも5.56mm弾仕様の NOVESKE N4 が確認されたようです。また、5.56mm弾仕様の N4 では SANDMAN-S ではなく、かつて HK416 で使用していた実績のある AAC ( Advanced Armament Company )の M4-2000 サプレッサー を装着しているようです。

デブグル

NOVESKE N4 AAC M4-2000
↑こちらの写真については、恐らく現役隊員のものではなく民間仕様をDEVGRU N4に寄せたもの?と思われる

部隊が採用するサプレッサーについては、代表的なところで Gemtech ・ AAC ・ KAC ( ナイツアーマメント ) ・ Surefire ・ DeadAir ・ SilencerCo などの変遷があります。近年は SIG MCX を筆頭にアサルトライフルのマルチキャリバー化が進んでいることから、一つのサプレッサーで様々な弾薬に対応するモデルも登場しています。

DeadAir SANDMAN-S も当初はマルチキャリバーに対応したサプレッサーとして期待されていましたが、5.56mmでは想定よりも相性が悪く、M4-2000 (416-SD?)が応急処置としてカムバックしたようです。既出の、 SANDMAN-S を装着していると思われていた DEVGRU 隊員の写真も、画素が粗く確実なことは言えませんが M4-2000 が装着されている可能性があります。

サプレッサーの目的は、 SubSonic (サブソニック=亜音速)弾における消音効果と、超音速弾におけるマズルフラッシュ低減の効果があります。しかしサプレッサーを使用した場合、燃焼ガスの圧力が変わってくるため排莢と次弾装填を担うブローバックにも影響を与え、全ての弾薬において安定した動作と消音効果の両立を図るのはメーカーにとっても大きな課題の一つと言えます。

 

A-Plus Airsoft NOVESKE N4 ガスブロ

NOVESKE

NOVESKE N4 は DEVGRU で採用されたこともあり、 エアガン でも各社から NOVESKE N4 モデルやコンバージョンキットが発売され人気です。現在まで発売されてきた NOVESKE N4 は主に .300BLK 仕様のモデルを再現しており、実銃に倣ってピストルレングスガスチューブの10.5インチアウターバレルとなっています。

ガスシステムの違いにより同じ10.5インチモデルでも、5.56mm仕様はカービンレングスガスチューブ、 .300BLK はピストルレングスガスチューブとなるため、アウターバレルの形状や刻印が異なります。そのためダストカバーの刻印を5.56や300BLKと交換するだけでは再現に物足りないユーザーも多いかと思います。

そんななか、先日発売となった A-Plus Airsoft NOVESKE N4 ガスブローバックは NOVESKE 独自のロアやアッパーレシーバーの形状を再現するだけでなくカービンレングスガスチューブを装着した10.5インチアウターバレルとなっており、先述の5.56mm仕様の NOVESKE N4 に最も近いモデルとなっています。

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ORGA GHK NOVESKE N4 コンプリート ガスブロ

NOVESKE

DEVGRU が採用した NOVESKE N4 の .300BLK 仕様は、現時点では完成品としては市販されておらずコンバージョンキットを使用することになります。各社、クオリティの高いキットを発売していますが、その中でも Airsoft Monster の GHK ガスブロ用キットは実銃同様のブラスト処理アウターバレルや、 NOVESKE 刻印も再現した完成度の高いキットです。

組み上げには オルガエアソフト の GHK カスタムの経験と技術を惜しみなく投入し、ガスブロながらもその実射性能は40m先でヘッドショットも可能な素直な弾道特性を持っています。レシーバーやハンドガードは当社指定工場によりセラコート処理を行った特別な1本となっています。

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AAC M4-2000 サプレッサー

AAC
AAC ( Advanced Armament Corp )は、かつてレミントン社と共同で.300 BLACKOUT弾を開発したことでも知られています。また AAC のサプレッサーは評価も高く、現在は廃版となってしまった M4-2000 は AAC を代表するサプレッサーの一つでした。

AAC M4-2000 は5.56mm弾に対応し、ステンレス鋼とインコネル素材による高い温度特性と耐久性、独自の内部設計により、フルオート環境においても安定した動作が認められています。

AAC 製のハイダーと組み合わせて使用しますが、ハイダーにはサプレッサーのラッチと嵌合するセレーション溝が刻まれており、装着時は締め込んでいくだけでクリック感と共にカチカチとロックが掛かります。取り外す時はラッチを押してロックを解除しながら逆方向に回すだけとなり、シンプルで容易な取り外しを実現しています。

AAC サプレッサーはミリタリー以外にも民間系カスタムでも多数使用されていることから、組み合わせのミスマッチもなく様々な用途でお使いいただくことができます。

 
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DeadAir SANDMAN-S サプレッサー

Deadair

DeadAir SANDMAN-S は、フロントキャップを交換することで5.56mmや7.62mm、300 RUMマグナムなどの幅広い弾薬に対応するマルチキャリバー対応サプレッサーとして急速に普及しましたが、 エアガン においてはやはり NOVESKE N4 によりその存在を知らしめたと言えるでしょう。

ストッピングパワーについて疑問視はありつつもまだまだ現役の5.56mm弾と、亜音速弾+サプレッサーの消音効果を得つつ重量弾頭により高威力な.300BLK弾の双方で使えるため、大きな注目を集めました。

残念ながら、 SANDMAN-S はアメリカ軍特殊部隊では 5.56mm弾 との相性問題により今後は .300BLK 仕様のみでの運用か、場合によっては消えることもあるかもしれません。しかし、今後の弾薬事情や近年重要視されるLVAW(低視認性突撃銃)の需要を考えると、まだ日の目を浴びる可能性もあります。

なにより、既存のサプレッサーの中ではデザイン性の良さやシンプルな構造がウケており、エアガン ではもはや定番サプレッサーの1つになっています。

 
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